2023年11月26日 朝礼拝『レプトン』大賀幸一牧師

エレミヤ書 23章1-6節 マルコによる福音書 12章41-44節

  賽銭箱は、誰もがそこに神様に感謝して捧げました。お金のある豊かな人も、お金の無い貧しい人も皆、賽銭箱に捧げました。誰もが神様に献げることができます。レプトン銅貨2枚という献げもの、最も最小のお金、それもたった2枚ですが、神様に感謝して献げられました。神様に感謝して献げるのは誰もが献げることが出来るということは、当たり前のお話のように聞こえますが、大変大事なことです。イエス様はじっと賽銭箱を見つめていました。人間たちがどのように神様に感謝して献げるのかを見守り続けてくださいました。その中で一人の女性がイエス様の目に留まりました。レプトン銅貨2枚を捧げた人です。誰よりも神様に感謝を沢山献げたとして、イエス様は女性を覚えてくださいました。イエス様がこの女性の献げものを取り上げてくださいましたように、この献げものが女性にとってどれだけ大変な献げものであるかを知って、覚えてくださいます。私たちの目にはそこまでは見えませんし、気づきません。私たちの教会における兄弟姉妹たちの献げものの中には、何も明かされませんが、大変な思いを持って献げられる賽銭がいくつもいくつもあるのではないでしょうか。レプトン銅貨2枚を捧げた女性は、生活費すべてを献げたのだ、とイエス様にちゃんと覚えられています。生活費をすべて献げる、どうしてそんなことをしたのでしょう。必要なものも何も買うこともできません。でもそれで構わないと思ったのです。そしてこの献げものは、神様に感謝して献げられたものです。神様への喜びから、感謝の思いから献げられたのです。神様を信じて、すべてをお任せします。イエス様はすぐに気づいてくださいました。私たちも同じことを死なさいというのではありません。この女性の献げた最も大きな素晴らしい信仰を皆さんと覚え、讃えるためです。