2023年8月13日 朝礼拝『力と聖霊と強い確信によって』大賀幸一牧師

エゼキエル書12:21-28 テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 1:1-10

  私たち人間が本当に神様を理解できるのかという問題を、神様御自身がそれを超えてくださいました。イエス・キリストが人となられたことをして、私たちを理解し、私たちを愛するために来てくださったことを、私たちは意味ないこととすることはできません。「神に愛されている兄弟姉妹たち、私たちはあなたがたが神様に選ばれたことを知っています」。神様が選んでくださったのです。そのために福音は語られ、伝えられました。その時、神様の福音は、ただ言葉だけで伝えられたのではないとあります。神様の福音は、もちろん言葉で伝えられました。人間の言葉で語られ、私たちが理解できるようにと語られて来ました。ただそれだけではなかったのです。力、聖霊、強い確信とによったのです。力とは、神様の力です。それは神様の力が現れる奇跡として示される場合もあったでしょう。また、神様が私たちに直接働きかける神様の御業として示されることもあったでしょう。神様が私たちに働きかけているのです。さらには聖霊、神様がイエス様昇天後、人間世界を導き教える者として遣わしてくださった聖霊。聖霊が永久に私たちの世界と共にあるようにしてくださっています。そして強い確信。これは神様のではなく、神様を信じる人間たちの強い確信です。私たちが神様を知り、神様を信じるために、神様の御手は、2重3重に張り巡らされ、幾つもの道を私たちの世界に与えてくださっています。このような幾つもの神様の御手が私たちに働きかけてくださり、私たちは神様を、生きている真の神様を知るように、信じようになったのです。理解できるはずがない、分かり合えるはずがない神様と人間とがこうして互いを知り、認め合うに至っているのです。神様の御業を見失ってはなりません。神様の働きを信じて歩みましょう。神様と人間も、人間と人間も理解できないのは当然のこと、その上で、神様の御業、御手が私たちに働いているのです。私たちは、神様の御業を信じます。神様の求める真の平和と和解の実現を信じて歩みます。