2023年6月11日 朝礼拝『起きて、床を担いで歩け』大賀幸一牧師

サムエル記下7:4-16 マルコによる福音書2:1-12

キリスト教会では、6月の第2日曜日をこどもの日花の日として覚え、礼拝を守ります。アメリカの教会で始まったことです。こどもたちの健康と成長を神様に祈り、そしてこどもたちが神様を愛するようになることを願ってこの礼拝が献げられたといいます。さて、イエス様がお帰りになったことを聞きつけた大勢の人々が、イエス様にいやしてもらうために。イエス様のお話を聞くために待ち構えていました。中風という重い病気になっていた人の友だちたちも何とかイエス様に見ていただきたいと、友だちを寝かせたまま連れて行きました。ところがすでに大勢の人が集まっていて、イエス様に近づくことが出来ません。それで病気の人の友人たちは、極端にも、屋根を破壊して、病人をイエス様の前に吊り下ろしたというのです。イエス様は迷惑にも思わず、病人を連れて来た4人の人々を思い、病気の人をいやされたのです。その時イエス様は、病気の人に、あなたの罪は赦される、とおっしゃったそうです。そのことで、ユダヤの人々との間にはイエス様への批判が起こり始めますが、イエス様は中風という病気をいやし、自分で歩いて家に帰らせてしまいます。周りの人々は、とても驚き、もうイエス様に何も言うことはできませんでした。イエス様は、あなたの罪は赦される、とおっしゃいました。既に赦されたではありません。赦されるのだ、と。そうして、中風の病気の人は、自分の家に自分で歩いて帰ることを命じられました。きっとまだ成すべきことがイエス様から与えられたのではないでしょうか。そうして天国へと行く時が来たなら、その時、きっと気づくでしょう。あの時イエス様がおっしゃってくださったように、私たちは神様に赦されているのだということを。そして、私たちは神様によって天国に迎えられるのだということです。