申命記7:6-11 ヨハネによる福音書15:12-17
今日のヨハネによる福音書も、神様の選びについて示してくださいます。16節には、「あなたがたが私を選んだのではない。私があなたがたを選んだ」。私たち、人間が神様を選んだのはない。神様御自身が私たちを選んだことを明らかにしてくださっています。このことが意味するのは、神様が私たちに対していつも責任をもって面倒を見てくださるということです。私たち自身が神様を選んだのなら、私たち自身が責任を担わなければなりません。しかし、聖書が証している神様と私たちの関係は、神様が私たちを選んだ、ということを明らかにしています。それは、どこまでも神様が私たちに対して責任を持っているということです。もちろん神様と私たちの間にあるのは、責任などという堅い言葉ではありません。神様が私たちを愛してくださる、という暖かい言葉、力強い結びつきによるものです。この神様が私たちを選んだということは、実に不思議なことです。私たちの側からは、神様の選びの理由が分からないからです。神様が私たちを選んだ、という目的があります。私たちは神様に導かれて、この人生において大いなる果実を実らせるために選ばれています。そのために、イエス様は私たちの友人となってくださいます。私たちのために命を捨ててくださいました。私たちがなすべきことは、この神様の愛を疑わないこと、見失わないこと、信じることです。神様の愛を見失ったなら、私たちに何が残されているでしょうか。イエス様が私たちに命じたこと。私たちには互い愛する兄弟姉妹があるということです。その兄弟姉妹たちが、私たちを愛しているということです。私たちもその兄弟姉妹たちを愛すべきではないでしょうか。互いに愛する兄弟姉妹たちが、私たちを愛して、祈ってくださっているのです。神様を信じて、私たちを執り成してくださっているのです。私たちも兄弟姉妹たちに応えて、神様を信じて、神様の愛を信じて兄弟姉妹たちを執り成し、祈って行きましょう。