2022年6月19日 朝礼拝『みんなが捜しています』大賀幸一牧師

歴代誌下15:1-8 マルコによる福音書1:29-39

 

イエス様は、シモンの姑に寄り添い、彼女の熱を体から追い出し終われました。その後、夕方になると町中の病気に苦しむ人々が付き添われて、シモンの家に続々と集まって来ました。イエス様は、病気を癒し、悪霊を追い出して、人々の苦しみを解かれて行きます。イエス様は、何か怪しいことをなさっているのではありません。病気、悪霊は、人間の内側に存在しているのではなく、人間の外側から入って来て、人間の体をいつの間にか支配し、人間から健康を奪い、平安を奪って行くのです。イエス様はどういう方法かは分かりませんが、人間の外から入って来る悪いものを、人間から切り離し、人間の外へ追い出してしまうのです。そうして人間を支配し、束縛していた力を打ち砕き、人間に本来の自由を、平安を与えているのです。

私たちは既に自分たちの人生で、病気や悪霊を私たちから追い出し、私たちを自由にしてくださるイエス様を知っていることを大きな喜びとします。私たちに過ちがあっても、私たちを赦し、私たちを愛してくださる神様を知らされていることで私たちの人生は大いに豊かにさせられいます。とても感謝ではないでしょうか。みんながイエス様を捜しているのです。自分たちの人生に、命に自由を与えてくださる方を。イエス様は福音を宣べ伝え、神様の御言葉を与えてくださいました。私たちが生きて行くためには、神様の御言葉が必要なのです。時に私たちの傲慢さや頑なさを打ち砕くような神様の御言葉が必要です。そして、私たちの過ちを赦してくださり、私たちを愛してくださる神様の御言葉が必要です。悪霊が語るのではなく、イエス様が私たちに神様の御言葉を語ってくださいます。